教育の中で新聞を活用する「NIE」をテーマとした公開授業が11月9日、相模原市立緑が丘中学校(同市緑が丘)で行われた。
同中は日本新聞教育文化財団(横浜市中区)のNIE実践校。全13クラスで行われた公開授業の一環で、日本史や国語などの4クラスでNIEが取り入れられた。
3年の公民の授業では、老夫婦が「老老介護」の末に無理心中を図った事件を取り上げた記事を活用。生徒は記事を読んだ後、グループに分かれて感想や制度上の課題などを話し合った。
グループ発表では「老人ホームが足りない」、「殺人は個人の責任だが、高齢者を追いつめた行政の責任もある」などの意見が出され、教科書では学べない「現代社会のひずみ」を実感していた。
参加した加藤日菜子さん(14)は「高齢化社会が実際に迫っていることを身近に感じた」と話し、担当教諭は「議論の深まりには新聞以外に評論や現場体験などを取り入れることが必要」とさらなる改善に意欲をみせた。