第16回神奈川NIEミーティングが17日、横浜市中区のNIE全国センター(日本新聞博物館3階)で開かれ、NIE実践教師、新聞関係者など16人が参加した。県NIE推進協議会顧問の影山清四郎・横浜国大名誉教授の司会で、平塚市立横内小学校の小瀬村良美美教諭と聖ヨゼフ学園小学校の石丸紀善教諭の東日本大震災などを取り上げた実践報告が行われた。
横内小の小瀬村教諭は「新聞を活用したコミュニケーション能力の育成」をテーマに報告。6年生を対象に「持続可能で安心な未来へ~東日本大震災」の単元で、子どもたちは震災関連の新聞記事を読んだり、収集したりして、意見をまとめて発表。「自分たちも何かしたい」とボランティアなどに興味を覚え、今後、地域の公民館祭りに参加して被災地のためにフリーマーケットや募金活動を予定しているという。
小瀬村教諭は、「子どもたちはNIEを通して『情報を知ることの大切さ』を知った。また、震災について考えるうちに、家庭でのコミュニケーションも活発になったようです」と話していた。同教諭はフランスの図書館の視察報告も行い、「現地の『プレス週間』という期間には、中学生が午後11時に新聞社に集合して朝まで新聞のできるまでの過程を見学するという活動も行っている」と紹介した。
聖ヨゼフ学園小の石丸教諭は、社会科専科の教諭として取り組んだ「新聞学習を通して東日本大震災を考える」について報告。情報単元の授業で、お気に入りの記事探しや選んだ記事の都道府県について知っていることを話し合ったり、震災記事についてのワークシートなどで学習。校外学習で訪れた日本新聞博物館のレクチャーの中で石巻日日新聞の話(震災被害で新聞が発行できなくなったため、手書きの壁新聞を作って張り出した)が出たため、石丸教諭は同新聞社の近江社長に取材して聞いた話しを子どもたちに伝えるなどもしたという。
石丸教諭は震災直後、震災について「授業で絶対に取りあげなければならない」と思いつつも、「自分自身が受け止め切れないことを子どもたちにどう伝えるか」で悩んだという。他校の教諭の実践報告を聞いたり、仙台や石巻市、南三陸町を訪れるなどして気持ちを整理して始めたと言う。
この日参加したのは聖ヨゼフ小、横内小のほか、南菅小、鵜野森中、聖ヨゼフ学園中学・高校、横須賀学院高校、有馬高校の教諭ら16人。
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影山顧問から、NIEアドバイザーの黒尾敏・川崎市立川崎中学校教頭が1月9日に急逝されたことが報告され、哀悼の意が表されたほか、NIE推進協事務局から2012年度の実践校の募集や2011年度の実践報告書の原稿などについての事務連絡が行われた。













