第17回神奈川NIEミーティングが20日、横浜市中区のNIE全国センター(日本新聞博物館3階)で開かれ、NIE実践教師やNIEアドバイザー、新聞関係者など16人が参加した。前日本新聞協会NIEコーディネーターの赤池幹氏と県NIE推進協議会の影山清四郎顧問の司会で、横須賀学院高校の下村厚子先生の実践報告などが行われた。
赤池氏の提案で、新聞各社から提供された同日の新聞を使い、参加者が「きょうの新聞、私ならこの記事を授業でこう使う」を発表。「『核燃料処理7兆円』の記事を基に原発のコストや二酸化炭素の排出量などについて考えてほしい」「『暴力団排除』についての社説を使って話し合いをさせたい。新学期が始まって間もないので、話し合いをすることが重要。身近な話題で、記事も長くない」「新聞記事の中で立場を変えてみる。視点の移動をしてもらって」「育毛剤の全面広告を使い、髪の毛って大事なの。そもそも何なのかを考えさせたい。そんなくだらないことから人間の本質に迫れるのではないか」などが出された。
横須賀学院高校の下村先生は、生徒が新聞記事を選んで、自分が考えたことや皆に伝えたいことを発表する授業を行った。それを聞いた他の生徒たちが糊付き付箋に自分の意見を書いてもらい、集めてプリントに貼って配布。1年間で生徒の視野が広がってきたことや今後の課題などを報告した。間に横浜市立霧が丘小中学校の教諭から、一年間東日本大震災をテーマに実践し、最後に行動としてバザーを開いて収益を被災地に送ったことが報告。横須賀学院高校の生徒たちも、ボランティアに参加するようになった、と話し、生徒らの成長を実感しているようだった。




