第15回神奈川NIEミーティングが16日、横浜市中区のNIE全国センター(日本新聞博物館3階)で開かれ、NIE実践教師、新聞関係者など18人が参加。県NIE推進協議会会長の高木まさき・横浜国大教授の司会で、横浜市立日下小学校の香川由美教諭と県立三浦臨海高校の金子幹夫総括教諭の実践報告が行われた。横浜市立霧が丘小中学校(小学校)の廣田晃士教諭も震災報道をテーマに進めている総合学習の経過や今後の展開について報告していた。
■新聞づくりで要約・引用する力養う
日下小学校では、廊下に新聞コーナーを設置し、児童が当番でNIE実践校用に配達される新聞を置く。新聞係の児童がおもしろい記事を紹介したり、4コマ漫画を並べ替えてクイズを作ったりしている。香川教諭は4年生に、新聞に何が書いてあるかを探す「記事たんけん」や、記事がどこから始まり、どこで終わるかを探すなどの学習を実践。子どもたちは新聞には、占いや人生相談、首相動向などさまざまな情報が書かれていることに気づき、「これまで新聞といえば習字で下に敷く程度だった子どもたちが、中身に興味を持つようになった」(香川教諭)という。
国語の学習として、一つ下の3年生に体験学習の楽しさを伝えようと新聞づくりを開始。科学読み物「ウナギのなぞを追って」などを説明する読書新聞づくりも提案し、子どもたちに文章の要約や引用する力を養ってもらっているという。見出し(18字以内)やリード(60字以内)、トップ記事(300字程度)などを記入する、新聞を模した独自のワークシートには「記者の目」(120字以内)などもつけた。
■ゲーム的要素取り入れ知識量をアップ
三浦臨海高校の金子教諭は公民科で実践。新聞を使った授業を始める前に170人の生徒の教科への関心や知識をアンケート調査。知識は少ないが、関心はあったり、なかったりする生徒が多数を占めていた。これを「全部の生徒が関心も知識も高くなるようにする」との目標を立て、ゲーム的な要素を取り入れた学習法の「アニマシオン」を取り入れた。
震災関連記事のスクラップとそれを写した文書の間違い探しからスタート。記事を読んで「タイトルをつけよう」などの授業も行った。実践前に生徒9割は、新聞が「好きでも嫌いでもない」か「嫌い」だったが、7割の生徒が新聞を読むようになり、家庭で新聞を取っていない生徒は図書室やアルバイト先で読むまでになったという。
ミーティングには、川崎市立南菅小学校や県立愛川高校、横須賀学院、聖ヨゼフ学園小学校、同中学・高校などからの参加があった。
次回の神奈川NIEミーティングは2月17日に開催予定。















